日時:2000年10月8・9日
参加者:小松 進一
前回までのレースでは、おおまかにこんな感じでした。
これらの経験+トレーニング不足の状況をふまえて、今回のレースでは以下のペースを目指しました。
今回のレースには、私ひとりで参加しました。妻の由美子さんは、娘と一緒に家で応援です。
レースの準備には、以前の出場経験をふまえて適切なアドバイスがありました。
今回ぶじに完走できたのは、由美子さんの協力があったおかげだと感じています。
本当にどうもありがとう! & 来年もよろしくね!!
(ゴリゴリゴリゴリ <− ごまをする音)
ストックを使用している人は、3割くらいいると思います。
平地を走る場合は、はっきりいってジャマです。が、上り坂・下り坂ではとても役に立ちます。4本足で歩行している感じです。
ただし、ストックの使用方法には、ある程度テクニックが必要なので、事前に練習しましょう。
スキー用を使用している人もいますが、長さを調節できるトレッキング用が良いと思います。上りでは短く、下りでは長くして使用します。
このレースでは、水がとっても大切です。
レース装備として、2Lが義務づけられていますが、この量でははっきり言って足りないです。
個人差・天候などによっても違いますが、2Lの水は第一関門までに消費してしまいます。
途中、補給できる場所は第二関門まで無いと考えた方が良いと思います。
本来は、山道での自分の消費量を計測して、持参する量を決めるべきだと思います。
私の場合は、4Lと決めています。 自分の消費量が判らない人は、だまされたと思って4L持参しましょう。
ちなみに後半は、第二関門で補給を受けられる2Lで、ゴールまでたどり着けます。
水には、バームを薄めに入れました。 これの効果はあまり自覚できませんでした。
4Lの水を装備するとなると、入れ物が重要になります。
私の場合、走りながら飲むために、チューブが付いたパック型の水筒を使用しました。これには、2Lが入ります。
残りの2Lはアルミのペッチャンコ水筒を使いました。1L入るので2本持参します。
どちらも、使用後はかさばらないので便利です。
このレースは、必ず夜が入ります。ヘッドライトは重要です。
前回のレースで、電球が切れてしまい ちょっと焦りました。必ず交換用電球を用意しましょう。
電池は、リチウムorアルカリを使用しましょう。最初のレースではリチウム電池を使用して、交換なしに夜を越える計画でした。が、カタログ通りにはいきませんね。夜明け前に電池が少なくなってしまい、とても悲しい(寂しい)思いをしました。
少し大目に持参して、定期的に交換するのが良いと思います。
私の場合は、アルカリ電池8本持参して、3時間後とに交換しました。
このレースではシューズがとても重要です。
私が始めて参加した時は、トレールランニングシューズを履いているひとは1割もいませんでした。 ナイキなどで販売していましたが、日本ではまだ売っていませんでした。(私は通信販売で購入)
今回参加した人の足元を見ると、7割くらいの人がトレールランニングシューズを履いていました。今では、ほとんどのランニングシューズメーカから、この分野のシューズが販売されています。
普通のランニングシューズでは、山道でのグリップは期待できません。
晴れの時はまだ良いのですが、雨が降って泥道状態の上り下りは、滑り台状態になります。このような場合の差は歴然としています。 また4回出場した内の2回は雨が降りました。
トレッキングシューズで出場している人もいますが、72Km走るには重さが負担になります。
こんな状況を考えると、トレールランニングシューズがベストだと考えています。
今回使用したシューズのサイズは26cmです。普段履いている靴は25cmなので2サイズくらい大きな物を使用しました。
毎年、このレースの後、足の爪が4本くらい死んでしまいます。どうも靴のサイズが小さかったようです。
数時間のレースではあまり気にならないちょっとした当りが、20時間も山道を走り(歩き)つづけると、シビアに出てきます。
私のサイズは、XXcmと思い込まずに 本当に適したサイズを見つけることが重要だと思いました。
ソックスは、厚めの物をお勧めします。
山道では、靴の中にゴミが入りやすいです。薄いソックスを使用していると、入ったゴミがとても気になります。
10月の奥多摩山中はとても冷え込みます。体が動いているときは良いのですが、元気が無くなって、動けなくなってくると、急激に寒さを感じるようになります。
防寒着は必須ですが、これが荷物の量を増やす原因にもなります。
私は、カッパと防寒具を兼用しました。
汗をかいても湿気を外に出す、ゴアテクスが良いと思います。
また、タイツを履いている場合は、ズボン側は必要ないと思います。
手袋は、用意していったほうが良いでしょう。私は、これもカッパと兼用。ゴアテクスの手袋を持参しました。
東京山岳連盟のホームページ
http://www.togakuren.com/