2000年 三浦国際マラソンのレポート

報告者:湯目さん
参加者(ハートビュー):湯目さん・三原さん・安部さん・柏木さん・中村さん
参加者(その他):中村さんの奥さん・柏木さんの会社の人
レース開催日:2000年3月5日

今日3/5は三浦国際マラソン。
昨日までの雨も上がり、天候は、寒くもなく、暑くもなくマラソンにはうってつけの天気。

さて、ハートビューからは三原さん、安部さん、柏木さん、私(湯目)、そして、遠路はるばる山梨から中村さん、がハーフに参加。
その他、中村さんの奥様(10km出場)、柏木さんの会社の方(名前を忘れてしまいました・・すみません)も参加されました。

レースは、今年初レースの人、病み上がりの人と皆さん、思い思いのマイペースで楽しんでいたようです。
レースも終わり、安部さんの「ちょっと一杯やってから帰りましょう」の提案に異議を唱える人は当然なし。
三浦海岸駅前に建ち並ぶ屋台風いっぱい飲み屋の中から「スタミナ屋」をチョイス。
公道にはみ出してセッティングされたテーブルを陣取る。
一年で一番店が込み合う日(だと思う)なので、家族経営の店(推測)はパニック状態。
店は、
料理人(父(詳細不明))、
ウェイトレス(母(店一番のしっかり者))、
ウェイター(息子(しっかりしているように見えて実は抜けている))、
さらにもう一人のウェイトレス(祖母(紫色のバンダナをしている店の人気者。以下「紫ばあさん」と呼ぶ))
(すべて推測)の4人で切り盛り。

まずは喉を潤したいわれわれはビール3本に、マグロ刺身2人前、持つ煮込みは人数分5人前をオーダー。
なかなか来ないビールに「ビールまだ?」のクレームをぶつける。
忘れられていたようでビールはすぐにテーブルへ、それに続きコップが5つ。
しかし・・・・、コップには他の客の食べ残し(モツ煮込みのネギ?)がついている。しかも2つのコップに。
「ちょっと、これ、交換して」と紫ばあさんにクレーム。
紫ばあさん、「はいよ」と即座の返事。
しかし、返事はいいが、待てども待てどもコップは来ない。
抜けた息子に催促して、ようやくコップもそろい、待ちに待った乾杯。
ところが、今度は、モツ煮込みが来ない。
店には「早い!!うまい!!のモツ煮込み!!」と大書きしてるのに・・・。
ようやくきたと思ったら、これが三つしか来ない。
「あと二つは?」の問いに、抜け息子は何事もないかのように「すぐきます」と返事。
(実はこれもすぐには来ないんだけど)
このあたりで、マラソンで疲れきっって思考能力が衰えているわれわれもさすがに、「ちょっとやばい店に入った」と気づく。
横のテーブルでは「お勘定頼む」の声に、紫ばあさん登場。
コンピュータ並みの速さで「一万六千円」。
横の客は「マジかよ」の疑いの目が紫ばあさんへ。その視線にめげない紫ばあさん。
戦いの火を噴く。
われわれ一同、心の中で「ぼったくり屋台・・・」との不安がよぎる。
その後も、注文した刺身は来ない、冷奴も来ない、追加注文のビールの本数は勘違いする。
と、さまざまな事件が続く続く・・・。

さて、「そろそろ帰ろうか」の安部さんの声。
しかし、ぼったくり紫ばあさんにお勘定を頼むのはリスクが高い、と踏んだわれわれハートビュー軍団は、念のため安部さんの携帯電話(i モードは計算機能もついている)で事前に金額を計算した上で、いざ、お勘定のステージへ。
紫ばあさんが厨房え消えたところを、「ここぞ!」とばかり、店一番のしっかり者のウェイトレス「母」へ「お勘定!」の攻撃をしかける。
しかし、しっかり母は「はい。お勘定!」と厨房へ声をかける。
出てきたのは、な、なんとぼったくり紫ばあさん・・・(ショック・・・)
「やられた」と身構えるわれわれ。
紫ばあさんは、机の上の皿とビール瓶の数をすばやくインプットし、すかさず、「七千円。ちょっとサービス」と、のたまう。・・・実はこれはわれわれの事前チェックの値段と一致。
そう、実はぼったくり紫ばあさんは、「ぼったくり」ではなく、小型計算機を頭脳に備えた、優れものばあさん、
だったのでした。
疑ったりしてごめんなさい。おばあさん・・・・。
何の悪事も働かず、戦後50年、店のために一心には働いてきたおばあさん(あくまで推測)を疑ってしまったわれわれは、心に何か引っかかるものを残したまま、京浜急行の快速に乗り、帰路につくのであった・・・。

「三浦国際マラソン2000、モツ煮込み」の巻。続く・・・(ウソ)

一応、店の名誉のために一言だけ言うと、お通しの白菜の漬物とモツ煮込みはボリューム、味とも良い。

参加された皆さんお疲れ様でした。

完走乾杯
以上。 inserted by FC2 system