「スイム練習会」レポート

担当：石原　智子
日時：２月１８日（日）９：３０～１１：３０
場所：横浜国際プール　サブプール（団体貸し切りによるコース貸し）
参加者：大石さん・三原さん・佐藤さん・安部さん・安部さんのお嬢さん（かおるちゃん）
藤井さん・藤井さんのお嬢さん（ゆいちゃん・きえちゃん）・石原１号・とも

果たして何名が参加してくれるか不安でしたが、チーム員６名とかわいいゲストにも３名参加してもらえました。

当初は２時間の予定でしたが、着替えなど全て含んでの２時間だったので、実質の練習時間は１時間半を想定してのメニュー作成となりました。

今回は皆さんの様子を見ながら、普段の練習ではほとんど行なわれていない「けのび」と「キック」を中心に、背浮きなども行ないました。

フォーミングを４０～５０分くらい行なう予定でいたのですが、「どうしても体が冷えてしまう」とのご指摘。

途中からフォーミングを行ないながら練習強度を上げていく形に切り替えました。

残りの３０分は「測定」を行ないました。

これは、５０ｍ×２０本を９０秒インターバルで行ない、すべてをダッシュしてもらいタイムを取っていくものです（データ参照のこと）。

皆さん、さすがトライアスリートなだけあって、強靭な体力を持ちあわせているな…と感じました。

「スイム練習でここまで追い込めるとは…」ちょっと新鮮に感じて下さった方もいたようです。

練習メニューに加えた甲斐がありました。

『スイム練習はここがポイント！』

水中姿勢が悪いと、どんなに体力や持久力があっても疲労度が高くなります。

全身の力（特に胴体から遠い手首・足首など）を抜きつつ、背筋で下半身を引っ張り上げるようなイメージで浮くようにしましょう。

水中で口を「真一文字」に結び、顔中に力が入っている方、結構いらっしゃると思います。

少しでも脱力するために水中では口を開けていてもかまいません。イメージとしては、ＴＶをボケーっと見ている時のような表情です。

また、急激な呼吸も体に力が入る一因となりますし、慌てると水を飲む可能性も高くなります。

距離を重ね疲労してくると、上半身に頼って泳いでいる人は特にストローク数が急激に上がります。

体内に乳酸をためる結果となりますので、普段からキック練習もしっかりしましょう（大きな幅でゆっくりと柔らかく）。

キックで体を浮かせてあげたほうがプルの効率は上がります。

ウエットスーツに頼り過ぎないように。ある程度足を動かしていたほうが、バイクに入る際にもミニランをする際にも多少ラクに動かせるはずです。

キックを「打てるのに楽して打たない」のと「打てないから打たない」のでは疲労度の差は歴然です。

クロールばかり練習していると、同じ筋肉ばかりが疲労して硬くなってしまいます。
違う種目も練習して気分転換をはかるとともに、どんな状況になっても対応できるような余裕を持ちましょう。
「クロールしか泳げない」と思うだけでパニック状態になることもあります。

練習の合間に入れますが、なるべく今までとは逆の動きになるような泳ぎ（Ｆｒ練習だったらＢａ）を取り入れ、少しでも早く筋肉疲労を回復させましょう。
また、イージースイムを行なうことで全身脱力の仕方も体得できます。

楽に速く泳げるようになるには１ストロークの中でメリハリをつける（力の入れどころと抜きどころをはっきりさせる）ことが大事です。

（５０ｍ×２０本－９０秒）名前となり(　)内は制限タイム(秒)